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初夏に豊作祈願を『端午』

 陰暦の5月5日は端午で、 秋夕(陰暦8日15日)、 旧正月(陰暦1月1日)とともに韓国で最高の伝統祝日である。 端午は暑い夏を迎える前の初夏に田植えを終えて豊年を祈願する祭祀を行う大きな伝統行事であり、 悪鬼を追い出す護符を付けたりした。 しかし、 最近ではその意味は薄れている。
 また、この日は菖蒲の露を受けて化粧水としても使用し、菖蒲を茹でて菖蒲湯を作って髪を洗ったりもする。そうすることで髪の毛が豊かで艶が出て、抜けなくなると言われている。この他にも菖蒲は体に良いとも言われていて菖蒲を茹でた水を飲んだりもした。その他にも菖蒲を頭に挿したり、菖蒲の根で簪を作り子供たちの頭に挿してあげたりもする。菖蒲水でお風呂にはいると悪霊を追いやる機能をするとも信じられている。      

 端午は陰暦の5月なので蒸し暑さの始まるころでもある。そのため人々は今年も暑さに負けずに健康であることを願いながら扇子をお互いに贈り合ったりもした。また、“なつめの木の嫁入り”といって、 端午の日の正午になつめの木の枝を切り取ったり、枝の間に石を挟んだりしてもっと多くの実が成るように祈願する風習もあった。

 この他に端午の風俗および行事としてはよもぎとメハジキ取り、護符付け、なつめの木の嫁入り、端午簪挿しなどの風俗が行われた。

 この日の遊びは主に外で行われるのだが、男性はシル厶(韓国式のすもう)、女性はぶらんこ乗りをする。端午の日、女性たちがあちらこちらで組になってぶらんこ乗りをするのだが、ぶらんこに乗ると病気を追いやると信じられ、この日に雨が降ってぶらんこのひもが濡れるとその年は雨がよく降って豊年になると信じられている。

 また、まんじゅうを作って食べ、ヤマボクチのゾツクイを入れてひいたうるち米の粉に砂糖水を入れて作ったヤマボクチ餅を食べた。

 端午は春の祭りで、秋夕は秋の祭りだ。そのため端午は寒い地方で盛大に行われている。さまざまな地方で開かれる端午祭の中で代表的なのは江陵(カンヌン)端午祭である。
2003-06-03
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