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朝鮮後期の放浪詩人で、奇怪な行動で多くの逸話を残した金炳淵(キム・ビョンヨン)が、2002年9月の文化人物として選定された。 |
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1807年3月、京畿道楊州郡の北漢江近くの村で生まれた金炳淵は、1812年12月に平安道(ピョンヤンド)の清川江(チョンチョンガン)北部地域で起きた『洪景来の乱(ホンギョンレエ ナン)』によって運命が変わってしまった。
そのため、金炳淵は5才か逃避しながら生活し、青年期からは放浪生活に一環。金炳淵に関する記録がほとんどなく、推定に依存するしかない。しかし、そういう点から彼の残した詩と逸話が、寧ろ神秘的な感動を人々に伝えるのかもしれない。
号である蘭皐(ナンゴ)をもつ金炳淵だが、人々は日常にサッカッ(笠)を被っている彼の姿と姓である“金(キム)”をつけて“キム・サッカッ”と呼んでいた。そのあだ名のせいか、1939年に発表された処女作品の詩集『金笠詩集(キムリッシジッ)』は、“金笠(キムリッ)”と表記されている。
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2002-10-16 |
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