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朝鮮時代、王宮には守門将庁が設置され、官職従六品にあたる守門将を始めとする「禁軍(王宮の警備を管掌し大殿を護衛する軍隊)」が城一帯の警備を担当していた。王宮内には一般の人々の出入りが禁止されていたことから“禁内”あるいは“禁宮”と呼ばれていたことから由来する「禁軍」の王宮守備の儀式を再現したのが『王宮守門将交代式(ワングンスムンジャンキョデシッ)』である。 |
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太鼓の音に合わせ進行してくる交代守門将が、交代軍を率いて宮に到着。次に音が鳴ると交代守門将と守門兵がお互い軍礼をする。最後の三回目の音で交代軍がお互いの立ち位置を交代し、交代守門将と待機守門将が衛将牌の引き継ぎする。そして移動することで交代儀式が終わる。
総勢33名からなるこの行事は、各自の役割と身分に従いそれぞれ固有の衣裳を再現して着せており、軍師や旗手達はそれぞれ号令と楽器の音に合わせて行動する。宮城門の警備部隊と宮城外廓を守る部隊間交代儀式は号令、旗印、楽器等が複合的に利用され、徹底した考証の上に成り立っている。
ビルに囲まれた都心の真ん中で、昔の軍服を着て帯刀した守門将たちが太鼓の音に合わせて交代する場面は、多くの外国人観光客達を足止めし、ソウルの観光名所としての確固たる地位を築いている。交代儀式が終われば、守門将と共に記念撮影もできる。
◆ 期 間 2002.03.09 〜 12.31
◆ 時 間 14:00〜15:30
◆ 場 所 徳寿宮の大漢門前、昌徳宮敦化門前
◆ 交 通 <徳寿宮>地下鉄1、2号線市庁駅から徒歩約2分。
<昌徳宮>地下鉄1、3、5号線鍾路3街駅、地下鉄3号線安国駅。
◆ 問い合わせ 02-3707-9452 |
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2002-08-12 |
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