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韓国・日本・中国などが、チルソック(旧暦7月7日)の晩に牽牛星(彦星)と織女星(織姫)出会える伝説にまつわる行事をする日である。 |
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韓国では昔、お互い愛し合っていた彦星と織姫だったが玉皇上帝の怒りに触れてしまい、一年に一度7月7日の晩に鳥が羽でつくった橋(烏鵲橋)を渡って会っていたと伝わっている。日本では、雨が降ると彦星と織姫は会うことができないと言われているが、韓国では出会った2人がうれしさのあまり大泣きするために雨が降るとも言われている。その雨をチルソックムルと呼んでいる。
暑さも和らいでくる頃で、夏に着ていた服を一気に洗濯する。この時に洋服と本を干せば、その年はシミや虫が洋服や本につかないという。夏の梅雨が過ぎ去った後、湿気を吸った洋服や本が変質するのを防ぐためだった。
この他にも七夕は、唐辛子などを食べたり家ごとに井戸の水を汲み取ってきれいにした後、その井戸水を使って餅を作り、井戸の周りに置いて先祖を祀る法事を行った。食べ物は、ミルクックス(小麦粉で作った麺料理)、ミルチョンビョン(小麦粉の煎餅)などとオイキムチ(きゅうりキムチ)や桃、スイカでフルーツポンチを作って食べたりした。
現在、大都市では七夕の風習を見るのはそう簡単なことではないが、農村では現在でもその姿を見ることができる。
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2002-08-19 |
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