|
体に良いことから韓国人の多くがお茶を好んで飲んでいる。しかし体に良いお茶も、いつでも飲んでもいいというわけではない。お茶の正しい飲み方を知っていれば、その效能も2倍以上になる。
|
|
空腹にお茶を飲むのは控えよう!
空腹にお茶を飲むと、お茶の成分が肺に入り込み脾胃を冷してしまうという。中国の古言に「コンシムチャ(空心茶)は飲まない。」という言葉もあるぐらいこれはお茶に関する基本知識だ。
沸いたお茶は控えよう!
沸きすぎのお茶は咽喉、食道、胃を強く刺激する。長い時間熱いお茶を飲むと器官が痛みやすく、普通、62度以上のお茶を飲むと胃壁が損傷し、抵抗力が弱くなり病気にかかりやすいという研究報告もある。そのため、お茶を飲むなら56度以下の温度で飲むのが良い。
冷たいお茶を飲むのは控えよう!
温かいお茶は、心を落ち着かせる。これに対して冷たいお茶は体を冷やし、痰ができやすくなる。
濃いお茶は控えよう!
味の濃いお茶は、カフェインやディオフェリンが入っているために頭痛や不眠症になりやすい。
お茶葉の入った急須に長い時間お湯を入れておかないようにしよう!
お茶葉に長い時間、お湯を浸しておくとポリフェノール、芳香物質などが自然に酸化し、お茶の色や味が変化する。また、お茶葉の成分、ビタミンC、P、アミノ酸なども酸化し、栄養価値も低下する。
同じお茶葉を何度も使わないようにしよう!
一般的にお茶葉を3〜4回使うことで、お茶の効能がなくなってしまう。最初に入れたお茶には、その効能50%が2回目には30%、3回目には10%、4回目には1〜3%が流れ出るという。
食前にお茶を飲むのは控えよう!
食前にお茶を飲むと唾液が希釈され、食欲をなくす原因となるからだ。また、消化器官の蛋白質を吸収する機能も低下してしまう。
食後すぐにお茶を飲むことは控えよう!
お茶葉には、タンニン酸が含まれているので食べ物内の蛋白質、鉄を凝固させる作用をもつ。蛋白質と鉄は人間の消化と吸収に影響を及ぼすものである。
お茶葉と薬を同時飲むことは控えよう!
中国では“薬を服用するときには、お茶で飲むのではなく沸かして冷ました湯で飲め"という言葉がある。これは、お茶葉の成分であるポリフェノールが薬の成分アルカロイドと結合し、薬の効き目を無くすためである。
もちろん薬の種類にもよるがア、ルカロイドが薬理の効能を出したり出さなかったりするため、これは全ての薬に当てはまるわけではない。状況によっては上昇作用をみたりする。興奮剤や賦活剤とお茶を同時に飲むと薬の効能をさらに強める。反対に精神安定剤や睡眠剤の場合は、効能が弱くなるので服用時には水で飲むことを勧める。
古いお茶は飲まないようにしよう!
古くなったお茶は時間が経っているのでビタミンがなくなり、お茶葉内の蛋白質と糖分が細菌とカビの養料となってしまう。もちろん変質しない茶は、医療上ではたびたび使われる。例えば古いお茶は、豊富な酸類とフッ素が含まれていて毛細血管の出血を予防できる。口腔炎、ソルトン(急性関節リュウマチによる顎関節炎症)、湿疹、歯槽膿漏、皮膚出血、創口膿瘍などを治療することができる。
また、目が充血したり常に涙がでる場合には、古いお茶を毎日飲むことで少しずつ効果が現れるという。毎朝、歯を磨く前後や食後にこのお茶を飲めば、歯磨きの代用もしてくれる。
|
|
|
|
2002-02-01 |
|
|
|