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韓国の古典文献を見ると古代時代にも弓を使用した記録がある。それがだんだんと発展して格式化されたのが今日の弓道だ。弓道は昔の韓国人の情神修養にも最高であった。 |
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弓道とは?
弓道は昔から韓国民族にとって最も大衆化された武芸であり、両班(支配階級)の子弟が必ず熟練しならない必須科目で、祖先たちはこれを通して心身鍛錬および一人前の男としての気概を育ててきた。特に昔から弓矢を製作するのに優れた能力を発揮しただけでなく、弓を扱う技術もまた優れていたので周囲の民族たちから尊敬されていた。このように弓道は韓国の祖先の精神と才知が込められている伝統武芸を基本としたスポーツだ。
弓道の特徴と効果
弓道は韓国人の才知と精神を満喫できる韓国民族固有の伝統スポーツで他の運動とは違い身体的ハンディキャップが大きな比重を占めなく、過激でもないため老若男女だれでも楽しむことができる。自身と的との関係から始まり、成功と失敗の原則によって興味が続くので個人でも団体でも同じように楽しむことができる。
いつも正しい姿勢と均衡を要求されるので脊椎を伸ばして胸を頑丈にし、いつも正しい姿勢を保つ態度や習慣を育てることができる。体と心が一体になり無心の境地から弓を放つときにはじめて的に敵中するので情神集中が競技の主な要素である。
競技方法
現在、韓国の弓道競技は団体戦と個人戦に大きく区別される。団体戦には市・道代表7名が出場して上位5名の記録の合計で順位を決める市道対抗戦と射亭代表5名が出戦する亭対抗戦がある。個人戦には有段者だけが参加できる有段者戦と無段者が参加する男子個人戦、女子個人戦がある。
競技方式および進行は各大会によって若干の違いはあるが、普通、市道対抗戦の場合は各市・道代表1名ずつを一組にし、亭対抗戦の場合は同じ射亭から出戦した5名を一組にする。個人戦の場合は参加申請の順位により7名を一組にして組を編成し、各組は交代で出て一人ずつ射って全体の記録の合計で順位を決定する。
競技用具
大会に参加する選手の弓と矢はやはり大会ごとに若干の違いは見られるが、弓は大韓弓道協会で公認されている角弓(牛の角のようなもので作られた弓)とF.R.P弓に限って使用され、市道対抗戦および総合選手権大会では角弓だけを使用しなければならない。そして、矢は竹矢(竹で作った矢)だけが使用できる。また、弓には照準器などの人為的な機械装置を決して付けてはならない。
[関連行事] 長安便射 大衆会(伝統弓道大会)
[期間] 10月中(未確定)
[問い合わせ] 02-738-5784
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2002-02-01 |
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