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夜明けを開ける最大の在来市場、 南大門 |
南大門市場は約600年の伝統を誇る、規模と取引きの面で韓国最高を誇る代表的な在来市場だ。南大門市場のショッピングの長所はなんといっても商品の多様性と価格競争力だ。特に、子供服とアクセサリーは世界のあらゆる地域に流通網を持っている。最近では東大門市場に比べて情報化、現代化の競争で少し遅れているとはいえ、まだ外国人がいちばん行きたがるショッピングプレイスの1位に選ばれるほど認知度が高い。
韓国の庶民の味が味わえる南大門市場は‘掛け引き’の面白さと味の濃い韓国料理を味わい楽しむことができる。そのうえ、露天商たちが足踏みをし、珍しいリズム(俗称タダグリ)が南大門市場にやってきた外国人たちの口に広がりながら韓国観光の代名詞として位置を占めている。韓国国宝1号の南大門鑑賞とあわせて心行くまでショッピングを楽しもう。
1986年に大火災にあったのを契機に現在のようなA、B、C、D、E棟の現代式商店街に整えたのだが、約3万坪の土地に約1万個の店鋪がぎっしりと建っている。取引物量の80%が卸価格で購入でき、衣類をはじめ繊維製品、家電製品、キッチン用品、民芸品、土産品および日用雑貨にいたるまで取扱品目が多様だ。実際にないものがないと表現してもいいほどだ。
また、大型商店街の左右前後に隠れている専門路地を訪れてみるのも楽しい。時計路地、文具路地、チョッパル(豚の足の料理)と粉食(韓国料理の軽食)が広がっている食べ物路地、修繕屋路地、大きいかご屋路地など路地を回ってみるとその珍しさと楽しさに一日があっという間に過ぎてしまうはずだ。
このような南大門市場は一般の市場とは違い夜にはさらに活発になる。午前零時になると店の主人たちは商品を受取り、客を迎える準備に忙しい。深夜2時が近づくと足の踏み場がないほど煩雑する。そして、 明け方4時になると次第に市場は閑散としていき、商人たちはクッパプを食べて昼の商売の準備をする。このようにして韓国の夜明けはここから始まるのだ。
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2002-03-08 |
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