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韓国の伝統と現代文化が生きづく通り-仁寺洞江辺駅文化通り |
安国洞ロータリーから仁寺洞のよつかどを過ぎ、鐘路2街までの通り『仁寺洞』くもの巣のように入り組んだ狭まく暗い路地。ここは、韓国の伝統文化と現代文化を同時に体験したい観光客が必ず立ち寄るところである。
ここは、ソウルでもっとも長い歴史をもった書店トンムンクァンをはじめ、 韓国の骨董品や土器、 伝統工芸品、古家具、民話など古美術を展示しているところ(Antiques & art Works)が50数ヵ所ある。
また、韓国現代美術の傾向と水準を一目で見ることのできる画廊(Gallery)も40数ヵ所ある。韓国の伝統衣裳である韓服と生活陶磁器、各種記念品を展示・販売している工芸店(Arts & Crafts)が20数ヵ所。その上、何よりも韓国伝統絃楽器であるカヤグムの旋律が流れる伝統茶屋、 風味のあるテンジャンクッ(味噌汁)と熟した韓国伝統酒を味わえる独特な茶屋と飲食店が70数ヵ所ある。
そのため仁寺洞を`伝統文化の通り'、`生きている民俗博物館'と呼んでいる。すなわち仁寺洞は、はるかむかしの韓国の文化芸術から現代の文化までをはっきりと見せ、 聴かせ、 味わいさせる文化の通りなのだ。 また、毎週日曜日には午前10時から夜10時まで 歩行者天国になっているため、様々な行事も繰り広げられる。最近、観光客のためにイタリアなどの外国飲食店とフュージョン食堂ができたりもしている。以前から仁寺洞は外国人の間でメリーの路地(Mary's alley)と呼ばれている。
もし、仁寺洞に足をふみいれたら必ず寄ってほしいところが2か所ある。ミョンシンダン’と‘帰天(キチョン)'である。
ミョンシンダンは2代に渡り約30年伝統をもつ由緒あるお店。筆、墨、すずり、紙など韓国の伝統筆記具と篆刻を取り扱っているところだ。ペンがなかった時代、すずりという容器に水を入れた後、墨をすってできる黒い水を筆に湿らせて字を書き、絵を書いたのだ。これがあの書道である。いまでも精神修養(マインドコントロール)のために多くの人が書道をしている。 また、篆刻とは書道を終えた後、自身が描いたということを表示する石の印のことだ。先日訪問した英国女王エリザベス2世もミョンシンダンによった。ミョンシンダンは仁寺洞のよつかどヘジョン病院の向かいに位置している。(電話 02-736-2466)
帰天は韓国の代表的な詩人であったチョン・サンビョンの妻が運営する1坪あまりの茶屋だ。帰天'は天に帰えるという意味で`私はもうすぐ死ぬでしょう/この世の散歩が終わる日/美しかったと言うでしょう'という内容が入ったチョン・サンビョン詩人の作品名である。帰天にはチョン・サンビョン詩人の生前の写真が集められてあり、 特に韓国の文学オタク家がたくさん訪れるところとして有名だ。
帰天は仁寺洞大通りセモ画廊の横にある。(電話 02-734-2828)
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2002-03-16 |
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