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誇り高い韓民族の武芸 『テコンドの殿堂‘国技院’』 |
高級イメージの江南駅に不釣り合いな国技院。テコンドを教え、テコンドに関する事業に携わっているここ国技院は、文化と享楽の町で屈さない伝統を守り続けている。
テコンドは、世界どこへ行っても触れることのできる韓民族の誇り高い武芸だ。
それに、老若男女が武器なしにいつ、どこでも手足だけで戦うことができるとともに心身の鍛錬を通じて人間らしい道を歩むことを導いている。
子供には発育段階にとても高い評価を得て、20代には心のゆとりを育て、女性には健康維持と護身術を身につけるために、成人男性は中年太りの予防に、老人には体力増進に効く。
身体の節が左右均衡あることを利用して、人体関節の柔軟性を発達させるだけではなく現代人の悩みの種であるストレス解消にも役立つ。
またテコンドは`守る'ことを何よりも強調し、平和と公正を重んじる精神を基盤として始まった。そのためテコンドを修得することで、他人を攻撃するのではなく自分自身を精神面・肉体面を鍛えることで知られている。
韓国特有『魂』を込めた国技院
テコンドの宗主国、韓国。より発展してきたテコンドを尊く思い、これからも発展させる義務を持った私達にとっては、国技院はそんなテコンドに関するすべての管理をしているところである。
1971年11月に着工してから約1年。完成した国技院は、政府補助金や賛助金など約1億5千万ウォンの予算が投入された。
2千3百坪、延べ坪1千1百89坪に地下1階、地上3階の建物で2百27坪の競技場と3千人収容可能の観覧席、講義室、オフィス、食堂、シャーワ室、脱衣室などの付属施設をも備えている。
屋根を韓国式にして外観はモダンながら雄壮さと敬虔さを漂わす雰囲気にした。
韓国の独特的な精神が込められた陰陽で、陽の色で東方を象徴する青の旗と屋根を覆って、八卦を象徴する八つの円柱を建物正面に配置するなどテコンドの表象を表している。
正門は、瓦を使って韓国固有の美を生かし曲線的な雅やかな美しさを表す。
広報と昇段審査が主要業務
国技院では第1、2回世界テコンド選手権大会を始め、外国人向け訓練、国際審判講習会、研修教育及び昇段審査など国内外的な行事を実施してきた。
とくに`86アジアンゲーム公式種目採択と2000年シドニーオリンピック公式種目採択に至るまで国際スポーツで発展するのに中心役割をして来た。
また1974年9月6日に創設された国技院常設テコンド師範団が国内外で700数回を記録する広報役割を果たし、国技院を訪れた各国大統領及び首相、IOC委員などを迎えて師範を見せテクォンドに対する認識はもちろんのこと新たな感動を抱いたという。
広報以外の重要な役割として、昇品、昇段審査がある。
昇級審査は各道場で委託実施されて、昇品・昇段審査の5段以上を国技院が直接管轄する。
海外の場合、8、9段の高段者の審査を国技院が直接実技審査を実施している。
‘固有な韓国文化遺産であるテコンドを汎国民的な運動として発展、拡散させ、健全で明るいテコンド旋風を起し、全世界にテコンドの伝統的精神と技術を補い国威宣揚を図って民族文化発展に裨益し'を目的にしている国技院は、テコンド宗主国としての自尊心を守るところである。
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2002-07-19 |
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