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冬になる時、 雨が降る時思い浮かぶ料理『ビンデトック』
いつ食べても同じではあるが、季節によってまた、天気によって思い浮ぶ料理があるはず。寒い冬や雨が降る日に韓国人が思い浮かべる料理が「ビンデトック」である。そんな天気にビンデトックを食べに来るお客さんで飲食店は満席状態。特に韓国伝統のお酒`マッコリ'と一緒に飲もうとするお客さんが多いという。
ビンデトックは、緑豆粉で作った生地に蕨、もやし、かぼちゃ、ネギ、玉ねぎ、白菜漬け物、豚肉、牛肉、海産物などを混ぜ合わせ鉄板で焼き、醤油をベースにして作ったヤンニョムにビンデトックをつけて食べるものである。昔は宴会があると多くの人達が手軽に食べれるようにいつもビンデトックを作っていたという。現在でも庶民の味とされて好まれている料理だ。
ビンデトックは、4時間以上ふやかした緑豆を砕いてから作った緩い生地を熱した鉄板に丸くしいて焼く。生地が焼け始めたら肉、キムチなどの材料をのせ、最後にもう一度緑豆を注いで裏返して焼けばOK。
鉄板にのせた生地をこんがり焼くために油をさらにひきサックリ感を出す。また、様々な材料の味が緑豆の柔らかい味と混ざり絶妙な味を出すつくり出すのがビンデトックの特徴である。ビンデトックは設問調査の結果、駐韓各大使館の婦人らがもっとも好む韓国料理であることがわかった。また、ビンデトックは日本でも成功を修めているように国際的な料理の一つとなっている。
ビンデトックの主材料である緑豆が、脂肪質が豊富ながらも消化力ある食品として知られている。特に緑豆の成分でもある脂肪は、不飽和脂肪酸なので成人病を気にすることなく、また酵素作用も優れている。また必須アミノ酸も豊かなことで知られている。漢方でも緑豆は解熱と高血圧、二日酔いに効くといわれている。
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