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健康補強食 『チュオタン(どじょう汁)』
若男女に関係なく、栄養素が含有されているどじょう。見た目はヌルヌルして生臭い感じがするけれど、そのどじょうから作ったポシンタン(補身湯)でもあるどじょう汁はカルシウム、無機質、鉄分など豊かな栄養で初夏には韓国人が好んで食べるもののうちの一つだ。
チュオタンとは?
韓国では、私達の体に元気を吹き込む食品として昔からチュオタンが良いといわれてきた。どじょうの漢文名前が鰍魚(チュオ)でここで'チュ'は'秋'という意味だ。このどじょうを釜に入れてから、薬味と一緒に煮たのがまさにチュオタンである。冬のどじょうは泥水の中で冬眠するために痩せ、秋のどじょうとの味の違いがあるという。しかし最近では、養殖技術の発達のおかげで季節によっての味の違いが少なくなったという。
どじょう
どじょうは、韓国の医学古典大百科辞典にもその効能が書いてあるくらいの栄養の豊かな食品だ。良質の蛋白質が主成分であるどじょうは、動物食品によくある鉄分、灰分、カルシウム、ビタミンが豊富で、しかも滋養強壮食品として有名だ。脂肪は、高級不飽和脂肪なのでコレステロールを溶かし高血圧、動脈硬化、肥胖症病人に効果があるという。現代人に必要な無機質(ミネラル)、高蛋白帙、カルシウムが入っていって、長寿食品としても知られている。細菌に対しての抵抗力を高めてくれて呼吸器の粘膜を丈夫にし風邪、眼病の予防に良い。
チュオタンはポシンタン(補身湯)なので、補強、保護、消化促進の効果をもち、食べ過ぎても腹が下ることはない。また便秘や病み上がり回復にも効果的だ。初夏から本来の旨みを出しす。どじょうは、小さめのものがよく、1日に約20ひきを使った量を食べた方のが良いとされている。また、かぼちゃんなどといっしょに煮てもよい。
味の秘訣
チュオタンは、適当に太いものが味が良く濃厚な汁もでるという。チュオタンの生臭をなくして味を良くするには、胡椒、コッチュカル、味噌、山草(製革)粉、臼葉、かぼちゃの葉などを入れる。どじょうを茹でる時、初めは強火で、次にに中火でジックリ時間をかけて煮る。チュオタンは、大きな釜に大量に作る方が美味しい。
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