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淡白なスープをご飯にかけて食べる『クッパ』
韓国料理は、タン(スープ)文化ともいわれている。ご飯とスープを混ぜて食べるクッパもそんな文化の一つである。
昔から韓国人の食べ物は、季節や経済の状況によって食卓に上るご飯と汁、パンチャン(おかず)の種類は違った。 ご飯の種類も異なっていた。祝日や行事がある日には米を食べ、春と秋には米に麦などの穀物を混ぜて炊いていた。夏にはカルクックスとスープを食べ、冬にはご飯にスープをかけた料理やスジェビ(すいとん)を食べた。これが韓国料理の伝統であり、今でもこの伝統は受け継がれている。その中のクッパは、牛肉をじっくり煮込んで作ったスープにネギ、大根、にんにく、玉ねぎなどの臭みを取る野菜を入れて煮る。そうすることで油気がとれ、さっぱり味のスープを食べることができる。スープは醤油で味つけをするが、好みに合わせて若芽や昆布などの海藻類と一緒に煮込むとよりサッパリした味になる。 |
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