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 Home >> 韓国料理 >> シンソンロ

王の口を楽しませてくれた食べ物、神仙炉(シンソルロ)

 韓国の最後の王朝だった朝鮮王朝(1392〜1910)の500年間首都だったソウルには、朝鮮時代の跡が残っている食べ物がたくさん伝わっている。 その中には王家の影響を受けて高級で華やかな食べ物も多いが、神仙炉はやはりそんな食べ物の中の一つだ。

 神仙炉は、炭を入れる汽車や汽船の煙突が中につけている神仙炉という鍋に、肉類、海産物、野菜なんかをいれて、汁を注いで食べる料理だ。神仙炉は材料がたくさん必要で真心を必要とする、韓国伝統料理の中でも非常に高級な料理であるため、昔には一般人達は容易に接することができず、王や貴族達が楽しんで食べる料理だった。特に宮中で王のいつもの食事の時に好んで出た食べ物で、宮中では口を楽しませてくれる食べ物という意で'悦口子湯(ヨルグジャタン)‘と呼んだ。

 神仙炉という名前の由来が非常に面白い料理だ。政治的混乱期だった朝鮮王朝中葉のある学者が、王の暴政によって自分が大きい災いを被ることを推測し、世俗を発って山中に隠居しながら暮らした。ところがその学者が仙人になり火炉を作って、これ一つだけ持ってここにいろいろな野菜を入れて煮て食べたということから神仙炉というと伝わる。   

 それで初めには火炉に野菜を煮て食べたと伝わるが、実際庶民達や王宮ではいろいろな魚と肉を入れてたっぷりと食べた。実際に神仙炉には牛肉、肝、キジ、アワビ、ナマコ、卵、椎茸、セリ、コショウ、松の実、銀杏、クルミなど25種類の材料が入ったという。

 神仙炉の作り方は先ず牛肉と大根を煮て肉水を作る。肉は神仙炉の下に敷いて、生肉は味付けしてその上に乗せ、魚は薄く切ってその上に乗せる。アワビ、ナマコ、椎茸は碗の幅に合うようにきりきざんで間々に挟んで盛る。一番上に胡桃、銀杏、松の実、肉団子などを盛り囲む。最後に肉水をかける。そして炭を焚き、中の桶に入れて沸き立ったら膳に置く。

 神仙炉という今も高級のつまみで指を屈される料理の中の一つだ。


 
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