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 Home >> 韓国料理 >> クジョルパン

芸術的な料理 『クジョルパン』



 朝鮮時代(1392〜1910)の料理クジョルパン(九折板)は、宮中料理と民間料理と大きく分けることができる。また、調理された“ジンクジョルパン”と乾き物の“マルンクジョルパン”の2種類がある。クジョルパンは料理を盛る器のことを指す場合と、9つの間がある器に料理を9種類盛るという意味で指す場合がある。そして、韓国の伝統と文化を代表する美術工芸食器でもあり食べ物でもある。

   “ジンクジョルパン”は、ミナリ(セリ)・キュウリ・卵黄と卵白に分けて焼いた玉子・ジョンボック(貝類)・ヘサム(貝類)・エビ・茹でた鶏肉・牛肉・椎茸・ヒラタケ・トラジから筍のものを8種類選ぶ。選んでからは、細長く切ったり炒めたりして器に盛る。中央には小麦粉と卵白を混ぜて作った皮(餃子の皮みたいなモノ)を盛る。そしてその皮に8種類の料理をのせ酢と醤油から作ったタレにつけて食べる。“マルンクジョルパン”は、乾き物を8種類盛る。

   宮中料理にでるクジョルパンは、炒めた牛肉の赤身・炒めたミナリ・炒めた椎茸・炒めたセンマイ・炒めた牛肉・卵黄と卵白に分けて焼いた玉子・スッジュナムル・ムチェ(大根を千切りにして漬けたもの)などの8種類を盛る。民間料理では中央に盛る皮をモチ米や小麦粉で作り、キャベツ・ユッケ・玉子・刺身・ナムルなどから8種類を選んで盛っていた。

   この8つ食材が白、黄、青、赤など色彩のバランスをとり、クジョルパンの美しさを強調している。これは先祖らの美的感覚で始まったものと言われている。大地の作家・バールバック女史がクジョルパンを見て感動し、同時に驚きを隠せなかったというエピソードからもわかるようにその美しさははかりしれないものである。


 
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