|
 | 韓国料理 |  |
|
|
|
|
素朴な味が韓国料理
韓国人がご飯を炊き始めたのは青銅器を使い始めてから、鉄器時代からは鉄釜を使い始めた。その鉄釜でご飯を炊くと、釜底にオコゲができる。これを韓国人はそのまま食べたり、水と混ぜて食べたりした。また伝統韓定食専門店へ行くと、コースの最後に「ヌルンジ」という小さな器にオコゲと水が入った口直し用の品がでてくる。これも受け継がれてきている料理の一つだ。
お膳には、ご飯と汁物、チゲ、焼き物、和え物、煮物、塩辛、醤油、味噌、コッチュジャン、キムチなどが用意されている。これらは各自に準備されないので、皆で同じパンチャンをつついて食べなければならない。これが韓国の一般常識なのだ。
パンチャン(おかず)は、野菜や魚介類、肉類をふんだんに使ったもの。これらは、農耕生活で穀物が主食となってから変わったという。また季節によって経済事情によって、パンチャンの種類や調理方法が異なった。主食であるご飯の種類も名節や行事の時に食べるのは米、春や秋になると米と麦を混ぜたもの、夏にはカルクックスやスープ、冬にはクッパ(ご飯にスープのかかったもの)やスジェビ(すいとん)を食べる。
韓国料理は伝統ある陶器に盛られる。その陶器に盛ることで料理の見栄えが良く、韓国の独特な伝統的雰囲気を味わうことができる。最近では韓国料理をこの陶器に盛るのは珍しいので、代々続いている風格ある専門店へ行くと見られるだろう。 |
|