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ソウルの中の外国、梨泰院
梨泰院は「ソウルの中のアメリカ」、「異邦の土地」などいろいろな呼ばれ方がある。梨泰院は「ソウルを知らなくても梨泰院は知って来る」という言葉が流行するくらいに韓国を訪れる外国人観光客が必ず訪れるコースだ。単純に外国人が多く住み訪れるというだけでなく、ここはファッションが常に流行の先を行っている。また、飲み屋、ディスコなどのプレイスポットの大部分が外国風の雰囲気で、特色のある街を形成している。梨泰院は80年代を前後に韓国を代表するショッピングタウンに急成長し、ソウルでは最初の「観光特区」に指定された。
梨泰院にいくとアメリカ人の街、チャイナタウン、日本人の街と錯覚するかもしれない。なぜなら、この市場を訪れる客層が世界から来た人ばかりだからだ。梨泰院は1950年の朝鮮戦争以後、88年、ソウルオリンピックまで米軍の名声を得ていた。そして90年代に入り、日本・香港・中国・東南アジア・アフリカ・中東地域の観光客が加わり、「韓国の買い物市場」に姿を整えた。梨泰院は国際的に有名になったのは革製品など海外ブランドの偽造品のせいであるが、今は主力商品のカバン、革製品などに独自のブランドを開発し、品質で認められている。
外国人観光客の必須コースの梨泰院は大きく3つのコースに分けられる。一番よく知られているところは入り口からハミルトンホテルの周囲で形成しているショッピング通り、主に外国人が多く皮の服やTシャツを始め、洋服店・時計・カバン・靴・アクセサリーが並ぶ商店が1000軒余りも並んでいる。特に革製品が有名だ。
ショッピング通りを過ぎ、梨泰院ホテルと漢南洞(ハンナムドン)の周辺にはショッピング通りを見た外国人観光客が食事をとるところと、休息のひとときのカフェが並んでいる。梨泰院で外せない最後の一つは、世界各国の食事を味わえる専門店がいくつかあるということである。
梨泰院は外国製ブランドをまねた商品があふれている。最近は取締がきつく、買い物が難しくなった。梨泰院の商品は普通上(A)中(B)下(C)級に分類し売られている。上級はブランド商品とオリジナル商品と同じで、本物か偽物か見た目では区別するのが難しいくらいだ。このような商品はブランド製品の10%程度の値段で買える。上・中・下の価格は普通2〜6万ウォンの差がある。普通、梨泰院をおとずれるとき上級のものを買うのがよい。グッチのカップル時計は7万〜20万ウォン程度、ヴィトンのカバンは4万〜10万程度だ。店員との交渉で値段は千差万別で、英語・日本語・中国語・フランス語・ドイツ語で交渉できる。
また梨泰院の通りを通ると、インドチックな店が並んで建っている露店が目につくだろう。梨泰院には400余りの露店がアクセサリーやTシャツ等のお土産用品を主に売っている。日本人観光客が楽しめる夜の屋台の飲み屋が100軒くらい目にはいる。韓国の代表的なお酒焼酎に氷を入れてサイダーを混ぜてのむ焼酎カクテル、うどんとのり巻き、うなぎを焼いたものなどが主なメニューだ。
梨泰院はハミルトンホテル前、U.Sテイラー洋服店前、外換銀行前、ヴィクトリータウン前、イタリア眼鏡店前に外国人のための案内所がある。ここはファッション情報、資料センター、ビジネスセンター、などと貿易専門家、通訳要員が常駐しており、外国人観光客にそれぞれの情報と便宜を与えてくれる。もう少し確実な買い物を望むのならここを利用するとよい。
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