|
群馬県相馬が原の米軍演習場内の立ち入り禁止の場所に、薬きょうを拾いにきていた農婦が、小銃弾に当たって死亡した。一緒にいた日本人農夫の証言で、米兵に呼び寄せられ、約10mの距離から狙撃されたことが判明した。その米兵は、立哨だった米軍第1騎士団第8連隊のウィリアム・S・ジラード(当時21歳)3等特技兵であった。
同地は1920年に旧陸軍演習場となり、戦後米軍に接収された土地だったが、鉄くずの薬きょうを拾って生活の足しにしている基地周辺の人々の貧しさや、日本人をスズメ程度にしか考えていない米兵の心理など多くの問題を提起した。 |
|
|