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パリ時計商の長男として生まれるピエール・オーギュスタン・カロン・ド・ボーマルシェ(Pierre Augustin Caron de Beaumarchais )。時計職人として王室御用達となるが、後にこれを放棄。ハープ教師として宮廷に入り、官職を得るにいたり、余暇に道化芝居などを書く。アメリカ独立戦争を支援する会社を設立し、自らも巨万の富を占めた。しかし、革命で国外追放とされたため、貧窮と孤独のうちに老後を送った。
劇作においては、初期の市民劇から古典喜劇に転じた。民衆の琴線に触れ、社会の弊害をたたくことをモットーとし、「フィガロ三部作」によって18世紀フランスの代表的劇作家となる。 |
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