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リヨン郊外で裕福な商人の子として生まれた物理学者・数学者・化学者・哲学者アンペール(Ampere,Andre Marie)は、確率論についての研究が最初で、心理学、哲学、科学など多方面の研究をした。アボガドロとは独立に気体の分子運動説を唱えた(1814)。エルステッドの研究に刺激され、2本の電流間に働く力についてのアンペールの法則を発見する(1820)。その後電磁気現象の統一的理論の研究を行った。円電流と磁石版は同じ磁気作用を持つことを見いだした。このことから、磁気の本性は分子内部の円電流によるという分子電流説を唱えた。 |
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