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カンバーランドに生まれたウィリアム・ジョージ・アームストロング(William George Armstrong,Baron Armstrong)は、少年時代に弁護士のもとで働き、後にロンドンへ出て法律を学んだ。しかし、機械に興味を持ち始めた彼は、回転式水力発電機や水圧起重機を発明した。1847年には法律家になるのを断念し、エルスウィックに機械工場をつくり、クリミヤ戦争の際には大砲の改良を思い立ち、後装式旋条砲のアームストロング砲を発明した。
これは火砲構造の基礎となるもので、1859年にはイギリス政府にその功績を認められてナイト爵の称号を受け、政府の兵器廠の長官に就任、王立鋳造所長にも選ばれた。また、アームストロング砲は1863年の薩英戦争でも使用されている。 |
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