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赤十字の創設者アンリー・デュナンは青春時代、イタリア統一戦争による悲惨な状況を語り伝えるとともに『ソルフェリーノの思い出(UN SOUVENIR DE SOLFERINO)』という本を著し、この中で国際的な救護団体の創設を訴え始めた。この訴えは、ヨーロッパ各国に大きな反響を呼び、スイスのジュネーブに赤十字国際委員会が発足、1863年10月には、ヨーロッパ16カ国が参加して最初の国際会議が開かれ、赤十字規約ができた。翌年8月には、スイスほか15カ国の外交会議で最初のジュネーブ条約(いわゆる赤十字条約)が調印され、ここに国際赤十字組織が正式に誕生した。 |
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